令和4年度プロジェクト報告会(Webセミナー)を
開催しました
令和4年度介護テクノロジー導入促進プロジェクト報告会を
Webセミナー方式で開催しました
令和5年3月1日(水)、介護テクノロジー導入促進プロジェクト報告会を開催しました。基調講演に加え、今年度の活動報告や、それを通じて作成した「介護テクノロジー導入手引き」の概要紹介、体験導入から購入に至った経緯あるいは購入しなった理由などを含む介護テクノロジーの体験導入を行った介護事業者や機器貸し出しをご協力くださった企業のプレゼンテーションなど、盛りだくさんな内容となりました。
日時 令和5年3月1日(水) 13:30〜16:00
開催方法 オンライン(zoom)
このセミナーは、本プロジェクトの参画企業・介護事業所及び本プロジェクトに関心を持つ企業・介護事業所等を対象に、活動結果を紹介する内容で構成いたしました。
はじめに神戸市から、セミナー開催にあたってのご挨拶および本プロジェクトの意義についてお伝えさせていただきました。
続く基調講演では、東京大学 総括プロジェクト機構/大学院工学系研究科 特任教授 水流聡子先生より、「サービスエクセレンス」を理解するための3つの要素、①カスタマーデライト、②サービスエクセレンス、③エクセレントサービスの重要性について紹介いただき、介護施設でのテクノロジー活用によって、介護のエクセレントサービス化を狙い、実現した例の紹介や、実現するために必要な業務の見える化について解説いただきました。
事務局からは、プロジェクトの経過に加え、介護テクノロジー導入促進手引きについて、3月1日時点での作成内容(Ver.0.4)を報告しました。
手引きは本プロジェクトを通じて得た知⾒をプロジェクト参加者以外にも広く普及させるためにまとめたものであり、「介護事業者編」「企業編」の2つによって構成しました。「介護事業者編」は介護現場の業務負担軽減、人材確保・定着等に繋げるため、市内の介護現場へ介護テクノロジーの導入を推進することを主なねらいとし、「企業編」は市内企業や医療産業都市進出企業における介護テクノロジーの事業化及び販路拡大を支援することを主なねらいとしていることを説明いたしました。
それ以外にも、社会福祉法人 尚徳会 特別養護老人ホーム 向陽荘様、社会福祉法人神戸中央福祉会 特別養護老人ホーム 山手さくら苑様、社会福祉法人 弘陵福祉会 特別養護老人ホーム 六甲の館様よりプロジェクトでの体験導入の結果を、日本精密測器株式会社様からは貸出の結果をご報告いただきました。
なお、多くの方から当日資料の公開希望をいただきましたため、下記からご参照ください。(ただし機密情報を含むため、閲覧のみでダウンロードはできない設定とさせていただいております。ご了承ください。)
- 当日資料はこちら
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- 報告会議事録
- 報告会資料_基調講演_水流聡子氏
- 報告会資料_向陽荘(岡田翼氏)
- 報告会資料_山手さくら苑(新谷和之氏)
- 報告会資料_六甲の館(溝田弘美氏)
- 報告会資料日本精密測器株式会社(山崎浩司氏)
※閲覧のみでダウンロードはできません
終了後のアンケートでは、
「神戸市の取り組み状況がよくわかった。」
「基調講演が、日頃感覚的に感じている必要性や効果を、客観的に実証し、理論的に整理してくださっているので、とても参考になった。」
「介護テクノロジーを積極的に導入している介護施設の現場を知ることができた。」
「介護の方向性や取り組みが理解できた。企業側のご意見を聞くことができ、視点が変わった。」
「このような活動を普及していくうえでの基本となる手引きの存在は、とてもありがたく、公開を楽しみにしている。」
等のご意見を頂きました。ありがとうございました。今年度の参加型イベントはこれで全て終了いたしました。
今後、頂きました皆様からのご意見などを踏まえて、「介護テクノロジー導入手引き」の最終取りまとめを行います。完成版は今年4月以降に神戸市のHP内で公開される予定です。皆様のお役に立つ手引きになるよう、引き続き取り組んでまいります。